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統一集団、広西で合弁飲料メーカー設立【表】


ニュース 食品 作成日:2008年11月17日_記事番号:T00011629

統一集団、広西で合弁飲料メーカー設立【表】

 
 統一集団傘下の統一中国は、中国の包装資材最大手、紫江集団傘下の上海紫泉飲料公司と合弁で、広西チワン族自治区桂林市にPETボトル入り飲料を受託生産する桂林紫泉飲料公司を設立する。総資本額は900万米ドルで、持ち株比率は統一中国が45%、上海紫泉が55%。15日付経済日報が伝えた。
 
 近年統一では、自前の生産ライン設置から生産を委託する戦略にシフトしているが、受託生産メーカーに出資するのは初めてとなる。
 
 統一による桂林紫泉への出資は、現地市場のニーズに対応するためのほか、輸送コストによる利益低下を防ぐという目的もある。広西自治区は統一集団の飲料売上高が多い5省・自治区のうちの一つだが、同自治区に生産拠点を確保することで、これまで広州工場から輸送していた月100万ケース以上のコストを大幅に節減できる見込みだ。
 
 統一中国は、即席めんと飲料を主力製品としていたが、原料価格の高騰により即席めんの粗利益が圧迫されていた。その後、粗利益率の高い飲料製品に重点を置いたマーケティングが奏功し、主力は飲料にシフトしている。今年1~9月までの統一中国の飲料による売上高は、前年比で3割成長しているとみられる。
 
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