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王永慶氏の親族、遺産相続めぐり不協和音


ニュース 石油・化学 作成日:2008年11月17日_記事番号:T00011630

王永慶氏の親族、遺産相続めぐり不協和音

 
 先月15日に死去した台塑集団(台湾プラスチックグループ)創業者、王永慶氏の遺産をめぐり、遺族の間で不協和音が生じている。

 17日付経済日報によると、グループとは長年一線を画している長男の王文洋氏(宏仁集団総裁)がこのほど、王永慶氏と3番目の夫人の李宝珠氏との間に生まれた4姉妹に対し、王永慶氏の遺産の詳細を明らかにするよう求める内容証明郵便を送ったもようだ。台塑集団幹部も16日、事実関係を認めた。

 王文洋氏は当初、台塑集団の後継者として有力視されていたが、1995年に表面化した不倫スキャンダルで台プラグループを離れ、中国で電子、プラスチック事業などを手掛ける宏仁集団を設立。現在に至るまで台プラグループや兄弟とは絶縁状態となっている。王永慶氏の2番目の夫人の子である王文洋氏は、特に3番目の夫人の子と微妙な関係にあることが知られている。

 王永慶氏は台プラグループ傘下企業の株式など巨額の遺産を残しており、王文洋氏にも法律上の相続権がある。内容証明郵便を受け取った4姉妹は弁護士に処理を依頼したという。