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高鉄の海外借り入れ計画、交通部が「待った」


ニュース 運輸 作成日:2008年11月18日_記事番号:T00011653

高鉄の海外借り入れ計画、交通部が「待った」

 
 台湾高速鉄路(高鉄)は、金利が低い海外からの借り入れで債務再編を進める方針を打診したが、交通部が難色を示したことが17日までに分かった。18日付工商時報が伝えた。

 高鉄は第1期融資3,083億台湾元(約9,000億円)の借り換えを検討しており、このうち1,500億元を外資系金融機関から借り入れる方向だった。背景には世界的な金融危機で諸外国の金利が大幅に低下していることがある。

 これに対し、毛治国交通部長は「外資からの借り入れが必要とは思わない。債務再編を進めるならば、台湾の銀行で対応できる」と慎重な立場を示した。

 また、高鉄側が資産の減価償却年限の見直しを求めていることについて、毛交通部長は「関係機関と検討する」と述べ、前向きに対応していく姿勢を示した。現在減価償却費は高鉄による毎月の支出の40%を占めている。