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09年経済成長率1.3%、エコノミストが大幅下方修正【表】


ニュース その他分野 作成日:2008年11月18日_記事番号:T00011654

09年経済成長率1.3%、エコノミストが大幅下方修正【表】

 
 英エコノミスト誌の調査機関、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は17日、2009年台湾の経済成長率をこれまでの4.0%から、過去8年間で最低となる1.3%まで大幅に下方修正した。再来年の2010年についても大きな成長は期待できないとして、予測値を1.6%とした。18日付経済日報が報じた。
 
 EIUのチャールズ・ゴダード(Charles Goddard)アジア太平洋編集総監は、「台湾は貿易に依存した開放的な経済体であるため、世界金融危機の影響を受けやすい」と指摘した上で、「台湾最大の輸出先の一つである米国の経済見通しが悪いことに加え、台湾の民間消費も低迷が続いている」と下方修正の理由を語った。
 
T000116541

 
 来年の経済成長率に関しては最近、マッコーリー証券、フィッチが相次いでマイナス成長予測を発表しており、今回エコノミストも下方修正を行ったことで懸念がより強まった形だ。
 
 一方、エコノミストグループの許思濤中国大陸主席代表は、「台湾は、欧米諸国、韓国、香港などと比べ金融危機のダメージは軽く、中国内需市場にも頼ることができる」という楽観的な見方を示している。