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統一企業、中国子会社に6.55億元追加投資


ニュース 食品 作成日:2008年11月18日_記事番号:T00011659

統一企業、中国子会社に6.55億元追加投資

 
 統一企業(ユニプレジデント)は17日、中国子会社である三水健力宝貿易公司と上海松江統一企業の2社に対し、英ケイマン諸島の持ち株会社を通じて計6億5,500万台湾元(約19億円)を追加投資すると発表した。18日付経済日報が伝えた。
 
 三水健力宝には2億9,100万元を投資する。中国の飲料市場では、広東健力宝集団の「健力宝」などの炭酸飲料が47.1%の販売額シェアを占めているが、三水健力宝は同集団の独占輸出販売権を持っている。今後もこれらの炭酸飲料を武器に、市場開拓を進めたい考えだ。同社は昨年約4,000万人民元(約5億6,500万円)の損失を計上しているものの、短期的な損失は懸念材料ではないもようだ。
 
 上海松江統一には3億6,400万元を投資する。動物飼料を扱う同社は昨年398万人民元の損失を計上したが、中国飼料市場の成長に伴い今年は黒字転換を目指している。統一は追加投資の狙いについて、「国際原料価格の下落を機に、動物飼料の付加価値を高め、同社製品の差別化を図る。粗利益率を30%に引き上げる」としている。