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台プラの石化プラント、越首相が原則認可


ニュース 石油・化学 作成日:2008年11月18日_記事番号:T00011662

台プラの石化プラント、越首相が原則認可

 
 ベトナムの経済紙「Vietnam Investment Review」の17日付報道によると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)が北中部ハティン省で計画中の石油化学プラントについて、グエン・タン・ズン同国首相から原則認可方針を得たもようだ。18日付経済日報が伝えた。

 現地報道によると、ハティン省人民委員会のブー・キム・ク副主席は、台プラに対しブンアン工業区の1,000ヘクタールの用地を提供することに同意した。石化プラントは2010年に着工する。ベトナム計画投資省外国投資庁(FIA)のファン・タン・チュック氏は、「ズン首相は、商務省と工業省にこの投資案件について検討するよう指示した。政府の正式認可までは時間を要する」としている。

 台プラ幹部によれば、このプラントは建設中の製鉄所に隣接し、年産1,000万トンの製油所1基と、ナフサプラント、石化中間原料プラントが建設されるという。詳細はまだ未定で、また、「この計画は中国浙江省寧波の大エチレン計画に影響するものではない」と強調した。ベトナムは東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟国であり、製品は互恵関税率を利用できる加盟国向けになるだろうとしている。