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作成日：2008年11月20日_記事番号：T00011720
富陽光電、欧州で太陽電池の国際認証
中環集団（ＣＭＣマグネティクス）傘下の薄膜太陽電池メーカー、富陽光電（サンウェル・ソーラー）はこのほど、台湾の薄膜太陽電池メーカーで初めて、独の認証機関、テュフラインランド（ＴＵＶ）による認証を獲得した。翁明顕同社董事長は「認証取得は顧客獲得、生産拡大、銀行からの融資獲得に大きく役立つ」と述べた。20日付工商時報が伝えた。
富陽光電は今年７月に薄膜太陽電池の量産を開始した後、９月に単月での黒字転換を果たしている。来年には通年でも黒字化を達成できる見通しだ。
同社が今回取得したのは薄膜太陽電池モジュールに関する性能認証「ＩＥＣ61646」と安全性認証「ＩＥＣ61730」で、世界市場参入に向けた大きな足掛かりとなる。
同社は最近、薄膜太陽電池の生産コストを５～10％削減することに成功し、製品価格も同時に引き下げた。粗利益率は25％前後を維持している。現在は２本目の生産ラインの設置を進めており、来年５～６月には完成予定だ。
