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作成日：2008年11月20日_記事番号：T00011727
鴻海、携帯設計の景発科技に出資
鴻海精密工業はこのほど、携帯電話端末の設計を手掛ける景発科技の増資を引き受け、同社株式の30％を取得する見通しとなった。20日付工商時報が伝えた。
景発科技はＩＣ設計最大手の聯発科技（メディアテック）の系列企業で、今年初めに景泰通訊から社名変更した。増資後の出資比率は聯発科技が50％、鴻海が30％となる見通しだ。鴻海は聯発科技と連携して韓国ＬＧ電子からの携帯電話受注を目指す考えとみられる。
今年７月には鴻海の郭台銘董事長が景発科技に５％の出資を行ったと報じられるなど、双方は関係を緊密化させていた。
鴻海は景発科技の株式放出を表明した一部のベンチャー投資会社からも持ち株を買い取ることで合意した。これにより、鴻海は聯発科技と携帯電話分野で初めて本格的に協力を進めることになる。
