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中鋼、初の高炉停止を検討


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年11月25日_記事番号:T00011822

中鋼、初の高炉停止を検討

 
 鉄鋼市場が冷え込み需要と供給量が共に低下する中、25日付経済日報によると、中国鋼鉄(CSC)が高炉の稼働停止を検討しているもようだ。実際に踏み切った場合、高炉建設以来、初のケースとなる。ただ中鋼では、川下の契約メーカーに対して発注を強制せず、原料の長期供給契約を結ぶ住友金属工業に対してスラブ供給量を減らすよう要求するなど市場の安定に向けて努力を続けており、「稼働停止は最後の手段」としている。

 専門家によると、中鋼の年産量は1,100万トンで、住友金属と交わすスラブ供給契約は年間180万トン。一方で、川中下メーカーへの出荷量は従来の2~5割まで急速に低下している。

 この専門家は、「中鋼が4基の高炉のうち1基を停止すれば、年に200万トン以上の減産につながり、市場の秩序回復に大きく役立つ」としている。