IT(情報技術)製品の大規模展示・調達・販売会、「資訊月(インフォマンス)」が、29日から台北市(世界貿易センター1・3号館、11/29~12/7)を皮切りに、来年1月13日まで台湾各地で開催される。同期間中は業界各社がイベントや値下げなどさまざまな販売促進策を打ち出す。25日付蘋果日報などが報じた。
宏碁(エイサー)は、同社のイメージキャラクターで、大リーグ・ヤンキースの王建民投手が開幕日にブースに登場して、商品購入者の先着50人が一緒に写真を撮れるイベントを開催するほか、人気の低価格ノートパソコン(ネットブック)「Aspire One」を2,000台湾元割引の1万4,800元(約4万3,000円)で販売する。また、新発売の発光ダイオード(LED)バックライト採用の14インチ型ディスプレイ搭載ノートパソコン3機種を、LEDノートとしては現在の最低価格となる4万元以下で発売する。
王建民投手(右)との記念写真は人気を呼びそうだ。インフォマンスのイベント宣伝に出席し、林総経理(左)から記念のノートPCを贈られた(24日=中央社)
エイサーの林顕郎台湾区総経理は、「不景気で顧客は少しでも値切りたい気持ちが強く、ノートPCの価格は期間中10%程度値下がる」と予想している。値下げ幅が大きいのは3万5,000元前後の機種で、もともと低価格のネットブックや5万元以上の高級機種はそれほど下がらないという。
このほか奇美電子(CMO)は、32インチ型液晶テレビを2万元以下で販売すると表明しており、これに明基電通(BenQ)や大同綜合訊電も対抗するとみられる。また、中華電信は期間中、アップルの「iPhone 3G」の予約販売を実施する。