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合成ゴムメーカー、大幅減産を実施


ニュース その他製造 作成日:2008年11月27日_記事番号:T00011880

合成ゴムメーカー、大幅減産を実施

 
 世界的な自動車市場の低迷が、タイヤ原料となる合成ゴムメーカーの減産や、合成ゴムの原料ブタジエン価格の下落を招いている。27日付経済日報が報じた。

 ブタジエンゴム(BR)やABS(アクロルニトリル、ブタジエン、スチレン)樹脂、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)市場は、今年9月から低迷が続いており、台橡(TSRC)傘下、申華化学工業(江蘇省南通市)や奇美実業のほか、韓国の錦湖石油化学(KKPC)や日本のメーカーも生産ラインを閉鎖するなど、大幅な減産を行っている。

 また、台湾中油によると、ブタジエンの1トン当たりのアジア地区現物価格は現在、今年7月の3,300~3,400米ドルに対して約75%値下がりし、700~750米ドルとなっている。今後も国際原油価格の下落でさらに値下がりする可能性がある。域内合成ゴムメーカーは、「ブタジエン価格は谷底に近付きつつあり、需要と価格は来年3月に回復する」とみている。