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製造業の在庫率、過去7年で最悪


ニュース その他製造 作成日:2008年12月1日_記事番号:T00011942

製造業の在庫率、過去7年で最悪

 
 製造業では9月、出荷量に対する在庫量の割合を示す「在庫率」が79.2%に上り、5月の59.4%から大幅に上昇した。ITバブル崩壊の影響を受けた2001年2月以来で最悪の数値で、急激な景気減速を反映している。経済部の統計として、30日付工商時報が報じた。

 業種別の9月在庫率は、▽自動車と関連部品、127%(昨年平均51%)▽パソコンと電子製品、54%(同45%)▽金属、132%(同79%)▽紡織、188%(同142%)──となっている。食品とアパレルでも在庫率は高い数値となったが、昨年平均との比較では上昇幅は大きくなかった。

 経済部は、前回在庫率が80%を超えた2001年は、台湾経済が約50年ぶりにマイナス成長に転じた年に当たると指摘し、今後の動向に注意する必要があると警告した。