ニュース 社会 作成日:2025年1月21日_記事番号:T00119714
きょう21日午前0時17分、嘉義県大埔郷を震源とする震源の深さ9.7キロメートル、マグニチュード(M)6.4の地震が発生し、嘉義県大埔郷は最大震度6弱、台南市、高雄市は最大震度5弱、台中市は最大震度4が観測された。その後も余震が続き、台南市や嘉義市などで建物損壊、道路寸断などの被害報告が相次ぎ、27人(台南市14人、高雄市5人、雲林県4人、嘉義県1人、嘉義市3人)がけがをした。中央社電などが伝えた。
台南市楠西区では21日未明、平屋の住宅10戸余りが倒壊した(21日=中央社)
嘉義県政府は21日、道路寸断や水道や電力供給停止で、通勤通学の安全に影響があるとして、嘉義県大埔郷で公共機関と学校を休みにする「停班停課」措置を取ると発表した。台南市政府も、台南市楠西区の「停班停課」措置を発表した。
南部科学園区(南科、南部サイエンスパーク)管理局は21日未明、園区内の企業は被害防止のため設備を停止し、人員を避難させ、けが人は出ていないと説明した。
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、南科と中部科学園区(中科、中部サイエンスパーク)の一部工場は、避難基準に達したので、従業員を避難させ、安否を確認したと説明した。
■M5.0以上の余震も
交通部中央気象署(CWA)によると、21日午前1時46分までに嘉義県大埔郷や台南市南化区、楠西区で、M4.0以上の地震が10回以上発生した。午前0時26分にM5.0の地震、午前1時42分にM5.2の地震が発生した。
中央気象署地震測報中心は、今後3日は嘉義県市や台南市でM5.0以上の地震が発生する可能性があると予測した。
■陸の孤島に50人
嘉義県大埔郷の西興村では、道路が寸断し、約50人が孤立している。けが人はいない。
嘉義県大埔郷の西興村は、約50人が孤立しているが、食料の供給は確保されている(21日=中央社)
台南市楠西区では、平屋の住宅10戸余りが倒壊した。台南市政府消防局は11人を救助し、うち4人が負傷しており病院に搬送された。
台南市白河区では一時1万2091世帯が停電した。台湾電力(台電、TPC)は、嘉義県市、台南市、高雄市で合計3万世帯が停電したが、午前4時10分までに復旧したと説明した。
台湾高速鉄路(高鉄)と国営台湾鉄路(台鉄)は21日、通常運転している。
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