ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

09年ネットブック出荷、2080万台=IDC予測【表】


ニュース 電子 作成日:2008年12月3日_記事番号:T00012014

09年ネットブック出荷、2080万台=IDC予測【表】

 
 市場調査機関IDCのボブ・オドネル副総裁は、低価格ノートパソコン(ネットブック)は2009年、世界全体での出荷台数が2,080万台、多くてもノートPC全体の1億7,000万台の13~14%の水準にとどまるという予測を示した。3日付蘋果日報が伝えた。
 
T000120141

 
 ネットブックの出荷台数について、宏碁(エイサー)は3,000万~3,500万台、インテルは4,000万~4,500万台と予測していることに対し、オドネル副総裁は「過大評価であり、ネットブックはあくまで『2台目のPC』という位置付けでしかない」と慎重な見方を示した。

 IDCは今年6月にもネットブックの出荷を300万台と低い予想を出しており(10月に1,080万台に修正)、王振堂エイサー董事長から「市場の声を無視した慎重過ぎる意見」と批判されていた。これに対しオドネル副総裁は、「当時、7インチでリナックス採用という極めてシンプルなEeePCが、半年で市場を変えるとは思わなかった」と正直な感想を語った。また、今後ネットブックに12インチ型が投入されるかどうかは注目に値すると指摘した。

 さらに、通信キャリアとの提携による販売促進について、「メンテナンスなどのアフターサービスが大きな課題」という見方も示した。

 このほか、09年の台湾メーカーによるノートPC受託製造業務の成長率は今年の38%を下回る22%という予測を提示した。