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ハンスターの5世代工場、設備稼働率50%に低下


ニュース 電子 作成日:2008年12月3日_記事番号:T00012017

ハンスターの5世代工場、設備稼働率50%に低下

 
 パネルメーカーの瀚宇彩晶(ハンスター)は、景気低迷による受注縮小を受け、第5世代ラインの生産能力利用率が50%まで落ちていることを認めた。3日付工商時報が報じた。

 同社は10月末時点で、5世代ラインで11~12月に25~35%の減産を行うと発表していた。しかし、主要製品の17インチワイドや19インチのモニター用パネルが価格下落でコスト割れとなり、損失拡大を避けるため受注を制限したことで生産能力利用率がさらに低下した。

 このため、モニター用パネルより粗利益率が高い中型パネルに生産能力を振り分け、年内に単月の月産能力をガラス基板投入ベースで2倍増の5万枚まで引き上げる計画だ。また、小型パネルも生産することでリスクを分散させる。

 ハンスターは、モニターなど受託大手の冠捷科技(TPVテクノロジー)と合弁の中国武漢のパネル後工程モジュール(LCM)工場が中国市場の需要減を受け、一部の生産ラインを停止していることも明らかにした。