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Jパワーの龍風発電所、中鋼と用地獲得競争【表】


ニュース 公益 作成日:2008年12月4日_記事番号:T00012037

Jパワーの龍風発電所、中鋼と用地獲得競争【表】

 
 日本の電源開発(Jパワー)はこのほど、亜洲セメント(アジアセメント)と共同で、台中港工業専業区第2期の80ヘクタールの用地に1,200億台湾元(約3,300億円)を投じ、龍風火力発電所(出力140万キロワット)を建設する計画を台中港務局に再提出した。同用地では中国鋼鉄も熱延鋼板などの生産する工場建設を計画しており、両社が用地獲得で競合する状況となっている。
 
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 龍風火力発電所の建設計画は昨年、港務局の初期審査を通過し、今年中の着工と2011年の運転開始を見込んでいた。しかし、地元台中県政府の同意が得られなかったため、計画はいったん白紙撤回されていた。

 台中港務局は両社が同じ用地の取得を希望していることから、近く評価委員会を設置して、最終的にどちらの投資計画を受け入れるか決定する方針だ。  中国鋼鉄の投資計画は、投資額が598億2,000万元で、220ヘクタールの用地に熱延鋼板プラント、完成品と半製品の物流倉庫などを建設し、グループ拠点の高雄と連携するサプライチェーンの形成を目指すものだ。熱延プラントは2010年着工、13年完成を見込んでいる。