ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

経営破綻の歌林、粉飾会計の疑い浮上


ニュース 家電 作成日:2008年12月4日_記事番号:T00012043

経営破綻の歌林、粉飾会計の疑い浮上

 
 経営破たんした家電大手の歌林(コリン)が液晶テレビ事業で提携していた米シンタックス・ブリリアン(SBC)に対し計上した売掛金に関し、両社の財務資料に矛盾点が認められ粉飾決算の疑いがあるとして、台北地検は3日、関係者から事情を聴くとともに関係先を家宅捜索した。4日付中国時報が伝えた。

 歌林はSBCに対する売掛金59億台湾元(約164億円)が回収できず、9月に民事再生手続きを申請し、11月に上場廃止となった。

 検察当局は歌林とSBCの財務資料に数十億元単位の矛盾点があり、粉飾決算の疑いを強めている。

 このほか、歌林は2007年にSBCが米国で代理回収した商品代金15億元を香港登記の「南中国科技顧問(SCHOT)」に送金し、使途が不明となっていることから、歌林経営陣が会社資金を不正流用した疑いがあるとみて追及している。

 家宅捜索は破たん後から渡米している劉啓烈董事長の住居をはじめ、台北市と高雄県の関係先8カ所を対象に行われ、大量の帳簿類が押収された。