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フォックスコンの企業秘密流出、公安が捜査中断


ニュース 電子 作成日:2008年12月4日_記事番号:T00012046

フォックスコンの企業秘密流出、公安が捜査中断

 
 鴻海精密工業系列で中国を拠点に携帯電話を受託生産する富士康科技集団(フォックスコン)が中国のライバル企業比亜迪(BYD)に企業秘密を盗まれたと提訴し、中国の公安当局が刑事事件として捜査に乗り出した問題で、BYDは2日、香港証券取引所での公示を通じ、公安当局が捜査中断を決めたと発表した。4日付経済日報が伝えた。

 BYDはまた、元従業員がフォックスコン側からわいろを受け取り社内の機密文書を持ち出した疑いで、公安に逮捕されたことを明らかにした。  これについて、鴻海側は「BYD側の自主的な情報開示であり、正確性は確認を待たなければならない」として、コメントを避けた。

 鴻海は2005年に中国と香港でBYD側が鴻海関係者に接近し、管理システムや生産技術に関連する企業秘密を盗み出そうとしたとして、BYDを提訴していた。BYDは守勢に立たされていたが、富士康側から従業員にわいろが流れていたとの情報を開示することなどで、形勢逆転を狙った形だ。