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AUOの7.5世代工場、稼働を来年Q3以降に延期【表】


ニュース 電子 作成日:2008年12月4日_記事番号:T00012051

AUOの7.5世代工場、稼働を来年Q3以降に延期【表】

 
 液晶パネル大手の友達光電(AUO)は、同社2基目となる第7.5世代工場(L7B)で年末に設備搬入が完了した後、しばらく稼働させないという観測がでていたが、これについて同社は「来年から搬入作業のスピードを落とし、量産開始の時期を来年第3四半期以降に延ばす」という考えを示した。ただ実際の稼働時期は「市況を見て判断する」としている。4日付工商時報が報じた。
 
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 AUOはL7B稼働延期により、来年の供給過剰圧力を軽減したい考えのようだ。L7B第1段階の月産能力は、ガラス基板投入ベースで3万枚、年間では40~46インチのテレビ向けパネル250万枚以上に相当する。同社ではまた、同ラインにおける第2段階の生産能力拡大は早くても2010年になるという見通しも示した。

 パネル業界ではこのほか、サムスン電子が先日、2基目の8.5世代工場(T8-2、09年中盤稼働予定)の量産スケジュール、11世代工場(10年下半期稼働予定)の投資計画を延期する考えを示し、奇美電子(CMO)も8.5世代工場(09年第4四半期稼働予定)の設備搬入を延期する可能性があることを明らかにしている。