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陳前総統一族の被疑事実、裁判所が告発


ニュース 政治 作成日:2008年12月5日_記事番号:T00012061

陳前総統一族の被疑事実、裁判所が告発

 
 陳水扁前総統をめぐるマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑をめぐり、葉盛茂・前法務部調査局長に有罪判決を言い渡した台北地裁は4日、葉被告の犯行事実に関連して、陳水扁前総統、呉淑珍夫人、長男の陳致中氏など6人を背任、機密漏えい、資金洗浄などの疑いで、法務部調査局資金洗浄防止センターの周有義処長ら2人を公文書不実記載などの疑いでそれぞれ検察に告発した。5日付中国時報が伝えた。

 台北地裁は、陳前総統が2006年に葉被告から得た情報を呉淑珍夫人、陳致中氏に知らせた行為は、背任、機密漏えい、資金洗浄の共同正犯に当たる可能性があるとみている。情報を受け取った陳致中氏は、海外にあった秘密資金の発覚を避けるため、スイスの銀行口座に2,100万米ドルを送金するなどの工作を進めたとされる。

 周有義処長らは葉被告の要求で、機密書類の分類を変更するなど公文書を改ざんしたとして告発された。