行政院は４日、大型公共事業10項目を「指標プロジェクト」とすることを閣議決定した。うち６項目は景気対策で打ち出された公共建設特別予算に計上される。５日付聯合報が伝えた。
公共建設特別予算に盛り込まれた個別事業は、▽桃園空港都市交通システム（ＭＲＴ）建設事業▽中山高速道路五股～楊梅間の拡幅事業▽都市再開発▽老朽化した橋りょうの架け替え▽老朽校舎の建て替え▽農村再生計画──。▽桃園空港周辺の再開発事業▽高雄港のふ頭拡張▽治水事業▽下水道改善事業──の４事業の財源は一般予算などで賄うことにした。
このうち、台北市内と桃園空港を結ぶＭＲＴについては、130億台湾元（約357億円）を投入し、2017年までに台湾鉄路（台鉄）中レキ駅（レキはつちへんに歴）まで路線を延伸することが盛り込まれた。当初計画でも中レキ市中心部までの延伸は計画されていたが、さらに南に２キロ先の中レキ駅まで路線を延長し、利便性を高めることにした。
現在の計画では、三重～中レキ市中心部間が13年、台北～三重間が14年に開通する予定となっている。
