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Q4業績の下方修正、メディアテックも【図】


ニュース 電子 作成日:2008年12月5日_記事番号:T00012083

Q4業績の下方修正、メディアテックも【図】

 
 台湾積体電路製造(TSMC)、日月光半導体(ASE)など、半導体関連企業で第4四半期業績の下方修正が相次ぐ中、IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)も4日、今期の売上高成長予測を従来の前期比マイナス9~16%からマイナス30~33%へと大きく修正した。同社の12月売上高は34億~42億4,000万台湾元(約94億~117億円)と数年来の低い水準まで落ち込み、今期全体では188億~196億3,000万元となる計算だ。5日付工商時報が報じた。
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 メディアテックは下方修正の理由について「11月中旬以降の需要の急激な冷え込み」としており、「携帯電話チップの出荷は他の製品よりましだが、前期比30%減となる」との見方を示した。「中国ホワイトブランド(地場ブランドの総称)向けおよび新興市場向け共に需要は低調で、現在、来年1月の受注見通しさえ立たない状況だ」という厳しい状況だが、「幸いなことに製品の平均販売価格に大幅な下落は見られず、粗利益率は従来レベルを維持している」としている。

 モルガン・スタンレー証券の半導体産業アナリストは、「これまで同社の2009年売上高は1,000億元を超えるという予測だったが、今年比3.4%減の863億元にとどまる」と話した。