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上場企業の「隠れた不良債権」、11.9%に急増


ニュース その他分野 作成日:2008年12月8日_記事番号:T00012093

上場企業の「隠れた不良債権」、11.9%に急増

 
 米証券大手ゴールドマン・サックスが台湾の上場企業(店頭市場を含む)1,170社の7~9月期業績を分析した結果、「潜在的不良債権比率」は昨年末の3.5%から今年9月には11.9%に上昇した。同社は「企業の体質悪化は始まったばかりで、潜在的不良債権比率は54%まで上昇が予想される」と分析した。8日付工商時報が伝えた。

 潜在的不良債権に分類されるのは、企業が債務超過に陥っている上、また、企業の債務償還能力を示すEBITDA(金利・税金・償却前利益)インタレスト・カバレッジ・レシオ(EBITDAを金利支出で割った数値)が1倍を下回っている状態。

 上場企業のEBITDAインタレスト・カバレッジ・レシオは昨年末の14.2倍から7.6倍へと大幅に低下した。09年には企業の最終利益が11%減少すると見込まれるため、同比率もさらに低下が見込まれる。