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台湾セメント、中国広西省に新工場を計画か【表】


ニュース その他製造 作成日:2008年12月8日_記事番号:T00012103

台湾セメント、中国広西省に新工場を計画か【表】

 
 台湾水泥(台湾セメント)が中国での生産能力拡張計画をさらに進める。先ごろ落成式典を済ませた広西省チワン族自治区貴港工場(年産900万トン)に続き、同自治区横県での新セメント工場設置を計画している。この計画が確定すれば、同社の華南地区における生産能力は年3,000万トンに達し、同市場最大手の地位をさらに固めることになる。8日付経済日報が報じた。
 
 台湾セメントの貴港工場は、今年年内に生産ライン4本をすべて稼働させる予定だが、同工場落成式の2日後、同社幹部が、横県にも生産ライン4本を設置し広西省での生産能力を倍増させる計画を明らかにした。
 
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 台湾セメントはこの新計画を認めていないが、辜成允同社董事長は先日「2012年までに中国大陸でのセメント生産能力を年産5,000万トンまで引き上げる」という目標を示しており、今後も豊富な資金力を生かし、工場新設または買収方式で拡充を図る考えとみられる。
 
 中国華南地区のセメント市場は、広東、広西、福建の3大市場を含む。台湾セメントは既に、広西・貴港、広東・英徳に2大セメント工場を抱えるほか、福建・福州にもセメント粉砕工場を持ち、同地区での年産能力は2,000万トンを超えている。