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DRAMメーカーの11月売上高、華亜科が首位


ニュース 電子 作成日:2008年12月8日_記事番号:T00012114

DRAMメーカーの11月売上高、華亜科が首位

 
 DRAM市場の需要不振と価格下落から11月、域内大手の力晶半導体(PSC)、南亜科技、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)がいずれも前月比で30%以上の減収となる中、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)だけは受託生産専門という強みを生かし、減収幅を5%以内にとどめ、域内メーカーで売上高トップに立った。6日付経済日報が報じた。

 華亜科の11月売上高は前月比4.95%減の30億6,100万台湾元(約84億4,200万円)で前年同月比では2.76%の増加となった。また、1~11月の売上高は355億6,800万元で、前年同月比16.68%減だった。

 高啓全華亜科総経理によると、南亜科技と独キマンダの合弁会社(10月にキマンダが持ち株を米マイクロンに売却)である華亜科は、生産した製品はすべて両社に出荷しており、DRAM価格下落のリスクが比較的小さかったことが大幅減収を免れた要因だ。ただ、同社も10月に20%の減産を実施しており、その影響が12月の業績に表れると懸念を示した。

 力晶の11月売上高は前月比35.83%減、前年同月比61.28%減の16億6,900万元。1~11月合計は515億2,300万元で前年同期比29.58%の減少だった。

 一方、南亜科の11月売上高は14億6,000万元で、前月比54.96%減と5割以上減少し、前年同月比でも58.19%減と大きく落ち込んだ。1~11月合計は348億8,100万元で前年比29.81%の減少となった。