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貯蓄意欲、3年連続世界一


ニュース その他分野 作成日:2008年12月9日_記事番号:T00012123

貯蓄意欲、3年連続世界一

 
 英保険大手のアビバグループが行った消費者貯蓄傾向調査によると、84%の台湾人が消費よりも貯蓄を選ぶと回答し、割合は3年連続で世界一だった。調査全体の平均は45%で、2位の香港は65%だった。9日付自由時報が伝えた。

 貯蓄の動機を見ると、「予期せぬ事態に備えるため」が55%と最も多く、次いで▽家庭のため、48%▽一般的な支出、40%──で、医療費や退職後の支出といった理由は少なかった。

 実際の貯蓄率は、▽シンガポール、48.54%▽香港、33.7%▽韓国、30.53%▽台湾、29.65%──で、旧NIESのうち最も低かった。

 また、行政院主計処の統計によると、昨年の貯蓄率は29.8%に達し、過去18年で最高となった。住民の貯蓄総額は3兆8,700億台湾元(約10兆7,130億円)で、貯蓄額が投資額を上回り資金余剰の状態を示す「貯蓄超過」の金額は1兆1,500億元と、いずれも過去最高を記録した。

 今後しばらくは、民間の消費と投資に対する態度は慎重とみられ、主計処では今年と来年の貯蓄率はそれぞれ28.6%、29.37%と予測している。