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クレジットカード、利用限度額1〜2割引き下げ


ニュース 金融 作成日:2008年12月9日_記事番号:T00012130

クレジットカード、利用限度額1〜2割引き下げ

 
 あらゆる業界で不景気が深刻化する中、大衆銀行や台北富邦銀行などの金融機関が最近、リスク低減のためクレジットカードの利用限度額の引き下げに着手している。業界関係者によると、金融危機の発生以来、新規に発行されるカードの利用限度額は、同じ条件での申請者で、以前に比べ1~2割低い額に設定されているという。9日付蘋果日報が報じた。

 また営業員、客室乗務員、パイロットなど特定業種の申請者に対しては、利用限度額だけでなく、カード新規発行の審査基準も厳しい条件が設定されているという。大衆銀行幹部は、「営業員は業績に対する報奨金で生活しており、客室乗務員やパイロットは飛行マイル数に基づいて給与を受け取っているため不景気の影響を受けやすい」と理由を説明している。

 さらに与信緊縮は新規発行だけでなく、既存のカード保有者に対しても行われるようで、聯邦銀行の陳明智シニア協理は、「負債比率の高い顧客、過去に返済などに問題があった顧客などに対しても利用限度額を1~2割引き下げる可能性がある」としている。