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台北101ビルの陳敏薫董事長、月内に更迭へ


ニュース 建設 作成日:2008年12月9日_記事番号:T00012135

台北101ビルの陳敏薫董事長、月内に更迭へ

 
 台北市の高層商業ビル「台北101ビル」の陳敏薫董事長(37)が累積損失拡大の責任を問われ、今月中にも更迭される見通しとなった。9日付聯合報が伝えた。
 
 同ビルは中華開発金融控股(開発金)など政府系企業が大株主となっている。このため、8日の立法院審議では、月給50万台湾元(約140万円)を受け取りながら経営実績を挙げておらず不適格だとして、財政部に陳董事長の更迭を求める意見が相次いだ。
 
 これに対し、財政部の曽銘宗次長(次官)は、陳董事長の更迭問題を「1カ月以内に処理する」と述べた。
 
 財政部高官は「陳董事長が適任か否か検討した上で、交代すべきか判断する」と述べた。
 
 台北101ビルは資本金245億元に対し、累積損失が120億元に達するなど、資本金を食いつぶす苦しい経営が続いている。
 
 陳董事長は台湾を代表する才色兼備の女性実業家として知られるが、陳水扁前総統の呉淑珍夫人と緊密な関係にあったことも与党による更迭要求の一因となっている。
 
T000121351

「台湾で最も美しい董事長」もいよいよ見納めか。金融業界出身で、不動産経営は畑違いだったという声もある(中央社)