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ガラス工芸の琉園、上海に世界最大のクリスタル工場建設


ニュース その他製造 作成日:2008年12月9日_記事番号:T00012136

ガラス工芸の琉園、上海に世界最大のクリスタル工場建設

 
 「tittot」のブランドで知られるガラス工芸の琉園が上海北嘉定開発区の4.3ヘクタールの土地で進めている、「パート・ド・ベール」技法(石膏型にクリスタルガラスの粉末を埋めて焼成する)による世界最大のクリスタル工芸品の制作工場建設計画で、このほど2億台湾元(5億5,400万円)を投資した第1期工場が完成、2日に供用を開始した。9日付経済日報が伝えた。

 王永山執行長によると、新工場は技術の向上により品質が安定し、1年目からコストを20%削減、以後はさらなる低減が見込まれるという。また、2008年中には中国事業を収支均衡にできるとしている。第1期では最終的に13億5,000万元規模の生産能力を目指す。

 第1期の生産能力利用率が85%に達したところで、早ければ来年にもアーティストのアトリエなどを中心にした第2期の建設に入る。これにより生産能力は23億元規模に達する見通し。完成を待って国際的なアーティストを招聘(しょうへい)する計画だ。

 外国企業を中心とした1,000社以上の企業が入居する、上海嘉定工業区開発集団の汪キツ総経理(キツはさんずいに吉)は、琉園の入居によって、同工業区の文化水準を向上させ観光スポットにしたいと意欲を語った。