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携帯キーパッドのシリテック、来年世界最大手へ


ニュース 電子 作成日:2008年12月9日_記事番号:T00012141

携帯キーパッドのシリテック、来年世界最大手へ

 
 多くの企業が来年の景気を悲観視する中、携帯電話キーパッド大手の閎暉実業(シリテック)は、「来年の業績が今年を下回ることは絶対にない」と強気の姿勢を見せている。同社は世界シェアが今年、日本の信越ポリマーに並ぶ18%に達するとみており、証券会社も、「来年はシェアが20%に達して世界首位に立ち、売上高100億台湾元(約277億円)突破もあり得る」と予測している。9日付蘋果日報が報じた。
 
 ノキアが出荷目標を下方修正した影響で11月、シリテックの連結売上高は前月比10.56%減の9億600万元となり、第4四半期売上高も当初予測の「成長率2けた維持」から「現状維持または1けた成長」に下方修正した。しかし、電子メーカーで軒並み売上高減が見込まれる中、同社では同期も前期比約6%の成長を維持する見通しだ。
 
 シリテック幹部は、「携帯電話の主要大手各社から受注を確保しているため、ノキアの出荷減による影響は限られる」としており、「来年は当初予測からは成長幅が縮小するものの、スマートフォン用キーパッドを原動力に成長を維持する」と自信を見せた。