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ハイテク企業に貸し渋りか、富邦・永豊に批判


ニュース 金融 作成日:2008年12月10日_記事番号:T00012162

ハイテク企業に貸し渋りか、富邦・永豊に批判

 
 新竹科学工業園区(竹科)、中部科学工業園区(中科)、南部科学工業園区(南科)の3大ハイテク工業団地に進出している電子や精密などのメーカーに対し、銀行が期限の到来した融資を継続しないなど貸し渋りが表面化している。メーカー側は9日、台北富邦銀行、永豊銀行、渣打国際商業銀行の3行が、「正常な経営状態にある企業に対し、融資返済の半年間猶予を認める」という政府の政策に従わず資金回収に走っていると批判し、政府に処分を行うよう呼び掛けた。

 科学工業園区で現在貸し渋りが最も深刻なのは、光電、半導体、精密機械の3業種だという。あるメーカーによると、最近パネルメーカー1社と精密機械メーカー1社が、期限が到来した融資の継続を銀行に断られ、それぞれ2億5,000万台湾元(約6億9,000万円)と2億1,000万元が回収されて経営に影響が出た。

 名指しで批判を受けた各行は、「不景気のため審査を慎重に行っていることは確かだが、わざと企業の足を引っ張るようなことはしていない」などと反論している。