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第3次金融改革、事実上スタート


ニュース 金融 作成日:2008年12月10日_記事番号:T00012163

第3次金融改革、事実上スタート

 
 大型の政府系金融機関が、財務状況が悪化した金融機関の吸収合併に向けた本格的な検討に入った。「第3次金融改革」が事実上、幕を開けた格好だ。10日付工商時報が伝えた。

 再編は台湾銀行、台湾土地銀行、合作金庫銀行、兆豊金融控股、台湾中小企業銀行など政府系金融機関が主導する形で進められる見通しで、既に一部の政府系金融機関から財政部に具体的な計画が示されているという。

 関係官庁は再編の原則として、▽政府系株主が必ず経営主導権を握る▽合併に当たっては、株式の希釈化で政府系株主の権益が影響を受けないか考慮する▽行政院金融監督管理委員会(金管会)、金融再建基金(RTC)が市中銀行の潜在的問題を解決することを支援する──という3項目が示された。

 李述徳財政部長は先月、7大銀行の幹部を集め、競争力強化や相互補完を目的とした合併計画など明確な戦略目標を立てるよう求めていた。