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ASUS傘下のペガトロン、中国拠点で人員を半減へ


ニュース 電子 作成日:2008年12月10日_記事番号:T00012180

ASUS傘下のペガトロン、中国拠点で人員を半減へ

 
 華碩電脳(ASUS)傘下でOEM(相手先ブランドによる生産)を手掛ける和碩聯合科技(ペガトロン)は、第2四半期から中国・蘇州および上海市南匯などの生産拠点で従業員の削減を行っており、年末までに今年初めの9万人から約4万5,000人まで約50%を削減するものとみられる。パソコンの受注減少が主な原因で、来年第1四半期にはさらに約5,000人を削減する可能性もある。10日付電子時報が報じた。

 ペガトロンの11月売上高は、前月比26%減の392億6,100万台湾元(約1,079億円)となり、1~11月累計では4,372億2,900万元だった。通年の売上高は目標とされていた6,000億元はおろか、5,000億元にも届かない見通しだ。

 ASUSでは今年、低価格ノートパソコン(ネットブック)の出荷台数こそ目標の500万台を達成できる見込みとなっているが、一般ノートパソコンでは目標を約100万台下回る560万~570万台にとどまり、利益も昨年より10~20%減少して220億~247億元となる見通しだ。設立18年で2度目の利益マイナス成長となりそうな事態を受け、ASUSはまず傘下の子会社からコスト削減を強化しているようだ。