華碩電脳（ＡＳＵＳ）は９日開催した世界業務会議で、来年は自社ブランドノートパソコン（ノートＰＣ）を世界５位に引き上げ、2010年に世界３大ＰＣブランド入りを目指す「新33計画」を打ち出した。10日付経済日報が報じた。
来年のノートＰＣの目標出荷台数は今年比15％増の650万台、低価格ノートＰＣ（ネットブック）のEee PCは720万台で、計1,370万台。景気が回復すれば、ノートＰＣは800万台、Eee PCは900万台を達成できる可能性もあるとみている。なお、ノートＰＣでは、不景気で消費者が支出を抑える傾向にあるため、基本機能重視で値ごろ感のある「Omega」シリーズの研究開発（Ｒ＆Ｄ）に取り組んでいる。また、マザーボードの来年の目標出荷枚数は、今年と同水準の2,200万枚だ。
同社の１～11月の売上高は2,508億台湾元（約6,893億円）で、通年の予想売上高は前年比２割増の2,700億元。今年の出荷予想は▽ノートＰＣ、570万台▽Eee PC、500万台──だ。
