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台湾航業、サムスンの違約金未収で仲裁へ


ニュース 運輸 作成日:2008年12月11日_記事番号:T00012191

台湾航業、サムスンの違約金未収で仲裁へ

 
 世界的な景気後退でばら積み貨物市場で用船契約の解約が相次ぐ中、台湾航業(タイワン・ナビゲーション)は10日までに、韓国のパークロード、サムスンの両社と結んだ用船契約が中途解約されたことを明らかにした。このうち、サムスンは約100万米ドル余りの違約金が未払いで、台湾航業との紛争は国際仲裁に持ち込まれる可能性が高まった。11日付経済日報が伝えた。

 海運業界では、運賃指標となるバルチック海運指数(BDI)が過去半年で90%以上下落するなどばら積み貨物市場の低迷が続いており、問題の韓国企業2社は用船料の支払いが履行できない状況に追い込まれたため、中途解約を余儀なくされた。

 サムスンとの契約は11月末が期限だったが、同社が1カ月繰り上げて解約を申し入れてきたため、約100万米ドルの違約金が発生した。サムスン側が支払いに応じない場合には、国際仲裁を通じ、船主責任保険の保証金から違約金の支払いを受ける方針だ。