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洗剤入りコーヒー販売、スターバックスが300万元賠償か


ニュース 社会 作成日:2008年12月11日_記事番号:T00012192

洗剤入りコーヒー販売、スターバックスが300万元賠償か

 
 台湾全土で221店舗を展開するコーヒーチェーンの統一スターバックスが、消費者に濃縮洗剤入りのコーヒーを販売していた!この事件は被害者の女性が9日、ネットサイト「MOBILE01」に投書を寄せたことで公になった。

 ハンドルネーム「wawa0402」の告発によると、10月22日午前7時半、MRT台北駅4番出口にあるスターバックス捷運店で「本日の特選コーヒー」ラージサイズを1杯を購入したのが悪夢の始まり。紙コップからコーヒーが漏れているのに気付いた彼女は、凱撒大飯店(シーザーホテル)横のスタバ駅前店で新たに紙コップをもらい、二重に重ねたという。

 彼女は通勤途中のバスの中で一口飲んだが、変な味がして気持ちが悪くなったのでコーヒーを吐き出した。会社到着後、蓋を開けてみると、紙コップの上部が波打つように変形。コーヒーからは悪臭が漂い、油分と水分が分離しているように見えたほか、時間とともに外側の紙コップも変形し、コーヒーが漏れ出したという。

 その後、被害者の連絡により、スタバ側はコーヒー券3枚と菓子1箱を持参して謝罪。被害者が検査のために病院へ行くのにも付き添ったそうだ。

 スタバ側の説明によると、この事件は清掃ミスが原因。閉店後の清掃の際、コーヒーを入れるステンレスの容器に濃縮した洗剤を入れたまま、洗い流すのを忘れてしまったらしい。翌朝、別のスタッフがそれに気付かずコーヒーを入れてしまったので、「洗剤入りコーヒー」が出来上がったという訳だ。

 スタバ側は使用した洗剤は食品用で人体には無害と強調しているものの、「誠意がみられない」と被害者の怒りは収まらず、300万台湾元(約830万円)の賠償を要求しているという。この事件で、コーヒーチェーン最大手のイメージダウンは避けられないようだ。