ニュース 運輸 作成日:2008年12月12日_記事番号:T00012227
交通部はこのほど、台北市の松山空港を1年半後をめどに中台路線と北東アジア路線が発着する「首都空港」として役割を見直していく方針を固めた。12日付経済日報が伝えた。
交通部は中台間で空と海の直航が実現することを受け、主な空港や港湾の位置付けを抜本的に見直すことにした。
このうち、中台路線に開放された松山空港に関しては、今後の国際線受け入れに向け、域内路線を第2ターミナルに移した上で、第1ターミナルを中台路線専用とする。将来的に日本、韓国へのチャーター便にも開放する方針だ。
交通部民用航空局の関係者は「いずれは東京、ソウル線を開設し、『首都空港』として位置付けたい」と述べた。
アジアの主要都市では、東京の羽田空港、ソウルの金浦空港、上海の虹橋空港などが近距離国際線の拠点として位置付けられており、松山空港もそれに追随する格好だ。
松山空港では毎日520便が離着陸可能だが、高速鉄道開通による域内便の減少などで、現在は1日の離着陸回数は180回にとどまっている。
一方、港湾については、基隆港を「付加価値型物流港湾」、台中港を「石油製品輸送港湾」、高雄港を中継貿易拠点と自由貿易港として発展させるほか、花蓮港を「観光レジャー港湾」と位置付ける。
港湾の役割見直しは、中台海運直航の実現で台湾の港湾の地位低下が懸念されるため、それぞれの港湾の強みを生かしたこ入れが必要との判断に基づくものだ。例えば、基隆港を物流港湾と位置付けるのは台北まで車で40分という立地を最大限生かす狙いがある。
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