ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

公定歩合0.75ポイント引き下げ、26年ぶり【図】


ニュース 金融 作成日:2008年12月12日_記事番号:T00012230

公定歩合0.75ポイント引き下げ、26年ぶり【図】

 
 中央銀行は11日午後、公定歩合を0.75ポイント引き下げ、年利2.00%とすると発表した。今回の引き下げ幅は、第2次オイルショック(1982年)以来、最大となった。同時に担保付融資貸出利率、短期融通貸出利率もそれぞれ2.375%、4.250%に引き下げた。きょう(12日)から実施される。12日付経済日報などが報じた。
 
T000122301

 
 今回の大幅利下げに中銀の彭淮南総裁は、「輸出額が3カ月連続減少し、減少幅も拡大している。台湾経済へのマイナス影響が懸念される中、物価上昇圧力を緩和する前提の下、金融緩和政策を拡大して政府の内需振興政策に協力するため」とその目的を語った。

 ただ、最近利下げを行っている多くの国では、下げ幅が1.50ポイントとなっている。彭総裁は、「金利政策は徒競走ではない。『緩やかな利下げ政策』に変更はない」と強調した。

 また、元富証券投資顧問の劉坤錫総経理は、「金利政策の効果が表れるのは3~6カ月後」とした上で、「今年は9月以降、利下げ4度を実施しており、来年の春節(旧正月)前後には効果が表れ、株式市場も恩恵を受ける」と分析した。また、「今回の大幅利下げの効果は清明節(4月4日)まで持続する」との見方も示した。