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空調コンプレッサーの瑞智精密、受注生産方式に転換


ニュース その他製造 作成日:2008年12月12日_記事番号:T00012235

空調コンプレッサーの瑞智精密、受注生産方式に転換

 
 コンプレッサー世界市場で10%のシェアを持つ瑞智精密の劉金錫総経理は11日、「今年の空調用コンプレッサー世界市場は30%縮小し、需要が8,000万台まで落ち込む」という見通しを示し、「来年も不確定要素が多く、当社ではリスク低減のため、受注生産方式に転換する」と表明した。12日付経済日報が報じた。

 瑞智精密ではこれまで、国際大手メーカーからの年度予約発注を基に生産していたが、不景気の影響で予約発注と実際の発注量の開きが拡大しており、在庫圧力が高まっていた。来年からは受注生産方式に転換することで、材料備蓄比重を引き下げ、また顧客の発注から出荷までを30日以内に短縮するとしている。

 瑞智精密の製品は90%以上が輸出向けだ。劉総経理は、「コンプレッサーの主要市場は欧米、中国大陸だが、金融危機の影響で欧米だけでなく、当社輸出の20%を占める中国でも12月から市場が『凍結』した。今年の出荷は当初目標の800万台に及ばず、720万台となる見通しだ」と厳しい状況を語った。