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TPVテクノロジー、人件費10%削減へ


ニュース 電子 作成日:2008年12月12日_記事番号:T00012242

TPVテクノロジー、人件費10%削減へ

 
 世界最大の液晶モニターおよび液晶テレビの受託生産メーカーで、中国を本拠地とする冠捷科技(TPVテクノロジー)は、景気低迷を受け、人員削減や減給などで人件費を10%減らす方針だ。資本支出も今年の1億8,000万米ドルから、来年は1億米ドルまで削減する。12日付経済日報が報じた。
 
 同社発表の第3四半期業績は、売上高が前年同期比4.1%増の23億6,000万米ドル、純利益は3,134万2,000米ドルで44%もの大幅減となった。
 
 第3四半期、同社のモニター平均価格は前期比8.6%下落して145米ドルとなり、出荷台数も3.8%減の1,250万台となったが、世界市場でのシェアは28.5%まで拡大した。一方液晶テレビは、平均価格が18.4%下落して305.2米ドル、出荷台数は74.1%増の170万台で、シェアは5.3%だった。
 
 TPVの宣建生総裁は、今年は金融危機が消費者の購買意欲に影響を及ぼし、モニターや液晶テレビでハイシーズンの需要不振を招いたと指摘する。来年は今年より景気悪化が進み、モニター価格はさらに下がるとの予測を示した。