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ノートPC用バッテリー、来週10%値下げか


ニュース 電子 作成日:2008年12月12日_記事番号:T00012245

ノートPC用バッテリー、来週10%値下げか

 
 ノートパソコン(ノートPC)需要の低下およびバッテリーセルの供給過剰から、来週ノートPC用バッテリー価格が10%前後引き下げられるという観測が部品サプライヤーの間で出ている。証券会社では、域内のバッテリー組み立て業者の業績への悪影響は必至で、来年第1四半期の顕在化を予測している。12日付経済日報が報じた。

 ノート用バッテリー最大手、新普科技(シンプロ・テクノロジー)の宋福祥董事長は、「確かにバッテリーセル価格は近いうちに下落すると見込まれており、それに伴い組み立て価格も引き下げる予定だ」と認めたが、「当社の業績に大きな影響を及ぼすことはない」という見方も示した。

 バッテリーセルは今年、韓国LG化学と松下電池工業での工場火災発生などにより、一時供給不足に陥ったため3度値上げされ、値上げ幅は15%以上に達している。またノートPC市場は上半期、楽観的な見方が大勢を占め、日韓のバッテリーセルメーカーがハイシーズンに備えて第3四半期に大幅な増産を行った。しかし予想に反して景気が急激に悪化したため供給過剰に陥り、バッテリー業者は在庫状況について「バッテリーセルが両手にいっぱい」と表現している。