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DRAM・液晶業界の負債、返済期限迫る【表】


ニュース 電子 作成日:2008年12月12日_記事番号:T00012247

DRAM・液晶業界の負債、返済期限迫る【表】

 
 台湾のDRAM、液晶パネル業界が銀行から借り入れている長期融資のうち、来年6月までに1,200億台湾元(約3,300億円)が返済期限を迎える。さらに、これら業界では同時期までに償還期限を迎える社債が400億元相当もあり、金融機関は不良債権の引き当て負担増に頭を悩ませている。12日付工商時報が伝えた。
 
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 銀行業界のまとめによると、4大DRAMメーカー、▽力晶半導体(PSC)▽茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)▽南亜科技▽華亜科技(イノテラ・メモリーズ)──の銀行からの借入金は約2,300億元に上り、このうち、来年6月までに返済期限を迎える銀行債務は400億元に達する。

 また、液晶パネル業界の銀行からの借入金も総額3,600億元に達し、このうち800億元が来年6月までに返済期限を迎える。

 銀行業界によると、DRAMメーカーからの利払いは滞っておらず、銀行は元金の返済繰り延べや金利引き下げに応じる構えだ。ただ、運転資金の追加融資には、政府の信用保証などが必要となりそうだ。