ニュース その他分野 作成日:2025年7月1日_記事番号:T00122583
台湾証券交易所(台湾証券取引所、TWSE)と証券櫃檯売買中心(タイペイエクスチェンジ、TPEx)が30日発表した上場・店頭公開企業の非管理職従業員の2024年給与中央値の統計によると、上場企業ではIC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の年収343万8000台湾元(約1700万円)が首位だった。一方、店頭公開企業の首位はリモートサーバーの管理ICチップ世界最大手、信驊科技(エースピード・テクノロジー)の400万4000元で、メディアテックを上回った。1日付工商時報などが報じた。
上場企業の非管理職従業員の給与中央値では、2位の瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)は324万6000元、3位の達発科技(Airohaテクノロジー)は304万9000元で、メディアテックグループで上位3位を独占した。
給与中央値の4位以下は、▽聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)、286万5000元、▽台湾積体電路製造(TSMC)、264万5000元、▽瑞鼎科技(レイディウム・セミコンダクター)、261万2000元、▽創意電子(グローバル・ユニチップ、GUC)、255万9000元、▽祥碩科技(ASメディア・テクノロジー)、248万6000元、▽聯陽半導体(ITEテック)、243万5000元──で、人工知能(AI)ブームを反映し、9位まで半導体関連企業が占め、10位は長栄海運(エバーグリーン・マリン)の241万5000元だった。
■給与平均値、非半導体は2社
一方、上場企業の非管理職従業員の給与平均値でみると、首位もメディアテックで、年収431万元だった。首位は4年連続。半導体関連企業以外は、4位に不動産開発・販売代理を手掛ける甲山林集団の愛山林建設開発(JSLコンストラクション&デベロップメント)の354万1000元、10位にトヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車の267万7000元が入った。
給与平均値の増加幅では、陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)が234万2000元へと、前年比82.4%増で最大。次いで長栄海運が252万3000元へと、63.9%増で2位、ジーンズ受託生産大手の年興紡織(年興テキスタイル)が84万6000元へと、63.3%増で3位となった。
【セミナー情報です】
在台日系企業でAI活用は可能か?現地法人における生成AI活用術セミナー。AIによる業務改善、生産性向上の方法を紹介します。
検索は「ワイズ、生成AI活用術」。
【セミナー情報の詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/122303.html
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722