ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

資金洗浄、陳致中氏が中心的役割か


ニュース 政治 作成日:2008年12月15日_記事番号:T00012259

資金洗浄、陳致中氏が中心的役割か

 
 最高検察署特別偵査組(特捜部)は、陳水扁前総統の家族ぐるみによる海外での資金洗浄で、長男の陳致中氏が中心的な役割を果たしたとみている。13日付中国時報が伝えた。
 
 検察の調べに対し、陳致中氏は資金の動きは全て陳前総統の妻の呉淑珍夫人の指示によるもので、口座の名義を貸しただけだなどと主張している。しかし、検察は陳致中氏は特にスキャンダルの後期に資金を実質的に支配していたと断定した。
 
 法律と外国語に精通した陳致中氏は、留学から帰国後、それまでは呉夫人の兄の呉景茂氏の名義でシンガポールに預けられていた秘密資金の管理を担当するようになった。その後、法務部調査局の葉盛茂前局長による捜査情報の漏えいでシンガポールの秘密口座が発覚したことを知ると、資金を慌ててスイスに移した。しかし、資金の頻繁な出し入れから資金洗浄の疑いが浮上し、2,100万米ドルの秘密資金がスイス連邦検察当局によって凍結された。
 
 2005年に陳致中氏と結婚した妻の黄睿靚氏も100万台湾元(約274万円)以上もするブランド腕時計を現金で購入するなど、羽振りのいいところを見せており、夫婦主導で資金を管理していた可能性が指摘されている。