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《大直航時代》小三通経由の中国人観光客伸び悩み、直航拡大でも影響なし=金門県長


ニュース 運輸 作成日:2008年12月15日_記事番号:T00012276

《大直航時代》小三通経由の中国人観光客伸び悩み、直航拡大でも影響なし=金門県長

 
 金門島経由の中台間の直接往来措置、「小三通」による中国からの観光客数が伸び悩んでいる。海運と、空運の平日チャーター航の中台直航が15日実現したが、李炷烽金門県長は、「(小三通に対し)特に影響は出ない」との見方を示した。15日付経済日報が報じた。

 金門県政府の統計によると、小三通経由の金門住民のアモイ訪問は、アモイからの金門訪問の16倍に上る。金門を訪れる中国人観光客数は減少傾向にあり、金門観光客全体の5%にも満たないという。

 李金門県長は、金門~アモイの「1日生活圏」を完成させるには、72時間以内の滞在のビザを不要とする措置が必要だと指摘した。金門県政府交通旅遊局の林振査局長は、出入境にビザなどの費用がかかるため、年間2,000万人以上に上る中国人観光客が金門への訪問を思いとどまっていると試算している。

 李金門県長はまた、「小三通の開放で恩恵を受けているのは現在のところ、航空、海運各社のほか、地元企業では土産物店だけだ」と指摘した。