ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

24年域内旅行、4人に3人が日帰り【図表】(トップニュース)


ニュース 商業・サービス 作成日:2025年7月25日_記事番号:T00123090

24年域内旅行、4人に3人が日帰り【図表】(トップニュース)

 交通部観光署によると、2024年の域内旅行者は延べ2億2200万人で、前年比7%増加し、過去最高を更新した。新型コロナウイルス流行前の19年と比べると、30%増加した。陳玉秀・観光署長は、日帰り旅行が75%を占めており、宿泊業が打撃を受けていると指摘した。交通の利便性向上のほか、ホテルの宿泊料金の高騰も一因とみられる。25日付聯合報などが報じた。

/date/2025/07/25/00tour_2.jpg陳・観光署長は24日、量を追求する必要はなく、台湾を深く知ってもらいたいと語った(24日=中央社)

 24年の日帰り旅行は75%を占め、前年比4ポイント上昇、コロナ前の19年比で9ポイント上昇した。宿泊施設の客室稼働率はほぼ横ばいだった。

 観光署は、宿泊施設は現在1万5721軒、客室25万室と、コロナ前の19年と比べ、それぞれ2953軒、1万5000室増加し、ダブついていると分析した。

 交通部観光署の統計では、▽観光ホテル、▽一般ホテル、▽民宿──の3つの区分がある。

 台北晶華酒店(リージェント台北、台北市中山区)をはじめとする観光ホテルの24年の客室稼働率は60.98%で、前年とほぼ横ばい、19年比で6.32ポイント下落した。平均客室単価は4531台湾元(約2万3000円)で、前年比129元下落したものの、19年と比べると775元上昇した。

 一般ホテルの24年の客室稼働率は48.72%で、前年比ほぼ横ばい、19年比3.36ポイント下落した。平均客室単価は2652元で、前年比19元下落、19年比462元上昇した。

 民宿の24年客室稼働率は24.67%で、前年比1.95ポイント下落、19年とほぼ横ばいだった。平均客室単価は2405元で、前年比104元下落、19年比42元上昇した。

/date/2025/07/25/23tourist_2.jpg

 陳世凱・交通部長は、日帰り旅行が増え、宿泊業が打撃を受けていると指摘した。ユニークな体験や、現地を深く理解する旅など、旅行者が宿泊して消費し、観光経済に貢献するよう、努力すると説明した。

■海外からの旅行者、900万人へ

 一方、上半期(1~6月)に台湾を訪れた海外からの旅行者は前年同期比10%増の419万人だった。

/date/2025/07/25/22tourist_2.jpg

 陳・交通部長は、台湾元高の影響で、海外からの旅行者が減っているが、今年通年で900万人は可能と予想した。従来目標の1000万人には届かない見通しだ。

 上半期の台湾人の海外旅行者は前年同期比10%増の914万人だった。

 

【セミナー情報です】
台湾の労働基準法は日本と似ているようで大きく違います。経営者が知っておくべき概要や事例を分かりやすく解説します。7月31日オンラインで開催。
検索は「ワイズ、労務基準法セミナー」。
【セミナー情報の詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/123066.html