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保険会社の土地容積購入、解禁に


ニュース 金融 作成日:2008年12月17日_記事番号:T00012325

保険会社の土地容積購入、解禁に


 行政院金融監督管理委員会(金管会)保険局はこのほど、保険業者が投資不動産の運用効率を高めるため、土地容積を買い取ることを解禁した。17日付経済日報が伝えた。
 
 今回の規制緩和は、保険会社が投資した不動産の周辺で容積率を上限まで使用していない用地がある場合、その未使用分を買い取り、建築物の面積を拡大することを認めるもので、延べ床面積が増える分、投資効率を高める効果がある。

 例えば、容積率200%の用地で、200%の容積率未使用分を買い足せば、容積率400%の建築物を建設することが可能になる。容積譲渡を受けた場合には、直ちに着工が義務付けられる。

 ただ、不動産コンサルタントDTZの顔炳立総経理は「不動産景気が落ち込んでいる現在、保険会社は(すぐに)収益が上がる不動産を買収する傾向があり、投資回収に時間がかかる土地の買収には慎重だ」と述べ、今回の規制緩和が保険業界に及ぼす投資波及効果は限定的との見方を示した。