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統一、中国でコカ・コーラに挑戦


ニュース 食品 作成日:2008年12月17日_記事番号:T00012333

統一、中国でコカ・コーラに挑戦

 
 統一企業(ユニプレジデント)は16日、中国で炭酸飲料のブランド「健力宝」を販売する中国子会社の三水健力宝貿易公司に対し、新たに2億4,000万人民元(約31億5,300万円)を追加出資すると発表した。これにより持ち株比率は69.77%に高まる。17日付経済日報が伝えた。

 統一は先月17日にも三水健力宝に6,000万人民元を追加出資したばかり。同社はこれまで茶飲料、果汁、飲料水を主要製品として中国飲料市場で展開してきたが、三水健力宝への出資額積み増しによって今後炭酸飲料の製造まで手を広げ、中国市場で47%の販売額を占める炭酸飲料のシェアを大きく拡大したい考えだ。

 中国の炭酸飲料市場ではコカ・コーラがトップで、同社が9月に果汁ブランドの中国匯源果汁集団を買収したことは、中国飲料業界に衝撃を与えた。統一は先ごろ、煙台北方安徳利果汁公司に7億7,000万台湾元(約20億9,000万円)を増資、出資比率を15%にまで引き上げ、これにも対抗する構えをみせている。

 また、同社は同時にベトナム最大の炭酸飲料メーカー、サイゴン飲料株式会社(Tribeco)への3億4,600万元の出資と、徳記洋行への約1億元の増資も発表した。