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麦寮港直航、台プラ年6.8億元のコスト減


ニュース 石油・化学 作成日:2008年12月17日_記事番号:T00012335

麦寮港直航、台プラ年6.8億元のコスト減

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、麦寮工業専用港(雲林県麦寮郷)から22日に初の中台海運直航便が出航するのを前に、「直航実現により、グループに年間6億8,000万台湾元(約18億5,000万円)のコストダウンをもたらす」という試算を示した。17日付経済日報が報じた。
 
 台プラによると、台プラ第6ナフサ分解プラント(通称六軽)進出企業が利用する麦寮港は、中国の華中地区および華北地区を主な目的地として年間延べ1,458隻の船舶が使用している。直航開通後は、石垣島や韓国・木浦(モッポ)港を経由せずに済むようになり、1ルート当たりの運航時間が最大28時間短縮され、燃料も節約できるという。
 
 17日は劉兆玄行政院長や尹啓銘経済部長らが第6ナフサプラントを視察に訪れ、王文淵・行政中心総裁をはじめ全グループを挙げて歓迎した。台プラ側は劉行政院長に対し、環境アセスメント審査で行き詰まりを見せている第6ナフサプラント5期拡張計画への支持を求めたとみられる。