ニュース 商業・サービス 作成日:2025年8月8日_記事番号:T00123374
百貨店最大手、新光三越百貨は7日、2月13日のガス爆発事故で営業を停止している台中中港店(台中市西屯区)について、台中市政府に営業再開を正式に申請したことを明らかにした。再開時期は9月末を見込んでおり、毎年秋に開催する年間最大の商戦である周年慶(創業祭)セールに間に合わせる構えだ。8日付経済日報などが報じた。
爆発事故から営業が停止している新光三越の台中中港店(7日=中央社)
台中市政府都市発展局の李正偉・局長は、新光三越が事故後、提出した「建物全体の修復・復旧計画」に基づいて修復工事を進めており、当初の工期は11月までだったが、9月再開に向けた計画変更申請も提出されたと説明した。営業再開には、各階の内装変更と使用用途の変更申請、専門技師による点検と署名、第三者機関による確認などの条件があり、全てを完了してから営業再開を承認すると説明した。
■台中市の百貨店業回復に期待
新光三越の台中中港店は、800以上のテナントがあり、約4000人の従業員が働いていたが、休業で他店に異動した従業員もいる。
テナント企業やブランド各社には7日、営業再開に向けて準備を進めるよう通知が届いており、従業員からは安堵(あんど)の声が上がった。
新光三越の台中中港店の1〜7月の売上高は前年同期比約100億台湾元(約490億円)減少の49億3000万元だった。2024年の年間売上高は258億元で、店舗別で14年連続首位だったが、今年は首位を失う見通しだ。
台中市の百貨店の上半期(1〜6月)売上高も前年同期比14.2%減の332億7000万元に落ち込んでいる。
業界では、新光三越の台中中港店が9月末に営業再開できれば、周年慶セールだけで売上高50億元以上が見込まれ、台中市の買い物客の回復や雇用にも大きな効果が期待されている。
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